いま、数年前とは状況がまったく違います

クラウドイメージ
ここ数年でオフィスのネットワーク環境は、大きな転換点を迎えています。「クラウドが増えた」「Web会議が増えた」そういった表面的な話ではありません。
根本的に「業務そのものがクラウド上で動く」時代になり、従来の1Gbps前提のネットワーク設計では追いつけなくなったというのが、最大の変化です。
実際、中小企業でもこの変化は例外ではありません。
むしろクラウド依存が急速に進んだ今こそ、10G回線(WAN)+10GBASE-T(LAN)の導入が現実的で、理にかなった選択 になっています。
その理由を、わかりやすく整理します。

1. クラウド依存が「爆発的に」増えたから

クラウドとノートパソコン
ひと昔前、インターネットは「検索」「メール」「YouTube」程度が中心でした。しかし今は違います。

✔ Microsoft 365(Word / Excel / Teams)
✔ Google Workspace
✔ Salesforce
✔ Dropbox / Box
✔ OneDrive
✔ Slack
✔ ChatGPT / AI議事録 / AI OCR
✔ 会計・給与・勤怠などの業務システムもクラウド化
クラウド利用業務イメージ

インターネット=業務の土台

ネットが遅い=業務が遅い。ネットが止まる=会社が止まる。
という時代になりました。これが、10G化が求められる「第1の理由」です。

2. Web会議とAIが「常時通信の時代」を作ったから

Web会議をする女性

Teams / Zoom の多接続は、オフィスの帯域を想像以上に消費します。
例)Teams
• 1ユーザーで1〜1.5Mbps
• 10人+画面共有 → 20〜30Mbpsが常時消費

さらに近年は
・AI議事録
・自動書き起こし
・AI翻訳
・AI OCR
・ChatGPT / Copilot
といった AI系の常時クラウド通信が加わりました。
AIイメージ

これらが重なると、1Gbps帯域では「足りない時間帯」が普通に発生します。
10G環境なら、この「帯域の取り合い」が起きません。

3. セキュリティ(UTM・EDR)が帯域を食うようになったから

ネットセキリュティイメージ

最近の中小企業でも
• Check Point(UTM)
• Microsoft Defender for Business(EDR)
• Zero Trust 系の常時通信
が当たり前になりつつあります。
これらはすべて「クラウド側と常時やりとり」する仕組みです。

UTM+EDR+AI+クラウドストレージが同時に動けば、1Gbps LANは容易に飽和します。
10G化は、この新しいセキュリティ時代に最適な土台になります。

4. 回線(WAN)だけ10Gでも、LANが1Gだと意味がない

これは非常に誤解されやすいところです。WAN(光回線)が10G → 速くなる…ではありません。
WAN が10Gでも、LAN(社内ネットワーク)が1Gなら、最終的に「1Gのボトルネック」 で詰まります。

NAS → PC
PC → クラウド
バックアップ
Web会議
ファイル同期
すべて 1Gbpsの壁 にぶつかります。
10回線(光クロス。NURO)の幅広高速道路から車線の狭い「1GLAN」(社内)に入り渋滞しているイメージ

10G回線に合わせて、LAN側も10GBASE-Tにする必要がある

だからこそ…10G回線に合わせて、
LAN側も10GBASE-Tにする必要がある。
ここが「10G化の本質」です。
「社内LAN」1GLAN(2車線)から10GLAN(10GBASE-T)4車線に変更のイメージ

5. 10GBASE-T が「現実的な価格」になったから

5〜7年前は、10GスイッチやNICは非常に高価でした。

しかし今は違います。
• 10Gスイッチ:3〜8万円
• 10G NIC:1万円台
• Cat6A配線:標準化
• 10Gルーター:性能向上&価格低下
10Gスイッチッ・ネットワー構成図イメージ

中小企業でも「現実的コスト」で10G LAN が構築できる時代になった

つまり…中小企業でも「現実的コスト」で10G LAN が構築できる時代になった。
「10Gは大企業だけ」
という時代は完全に終わりました。
YAMAHA10Gb機器+Cat6Aで接続されたLAN構成図イメージ

6. トラブルが減り、ネットワーク全体が安定する

1G環境だと起きやすい…

• なんとなく遅い
• Web会議がもたつく
• NASが重い
• VPNが落ちる
• バックアップが終わらない
ネットが遅く困っている女性イメージ

こうした「原因不明のイライラ」は帯域不足(1Gの限界) が大半です。

10G化すると、
これらのトラブルがほぼ消滅し、
ユーザー満足度も大幅に上がります。
ネットが早くなり解決した女性イメージ

まとめ:中小企業こそ、いま10G化するべき理由

10BASE-TオフィスLANネット
ここ数年で、企業のIT環境は「根本の前提」が変わりました。
昔:コンテンツを見るためのインターネット
今:業務がクラウド上で動くインフラ
これだけ状況が変わった以上、ネットワークも 10G化しないと追いつけません。

そして今は

• WAN(光回線)が10G
• LANも10GBASE-Tへ移行可能
• セキュリティもクラウド連携が前提
という、10G時代にふさわしい環境が揃っています。
PC操作をする男女

いま10G化を検討するのは、「時代に追いつく」ためではなく、これからの業務を安心して進める「必須基盤」をつくるためです。

10G時代のオフィスネットワークは、まとめてNIKにお任せください

10G光+10GBASE-T-LANの構成図を紹介する男性スタッフ「オフィスLANネット」

今回ご紹介した
10G回線(フレッツ 光クロスBiz / NURO Biz) のお申し込み手続きから、
10GBASE-T配線(Cat6A-LAN配線工事)・スイッチの選定、LAN設計、UTM・セキュリティ、NAS、クラウドバックアップまで──
オフィスLANネットでは、
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