LANやネット環境の整備を任されてしまったあなたへ
「●●さん、パソコン詳しいんでしょ?ちょっと社内のネットワーク見てくれない?」
そんなひと言から、LANやネット環境の整備を任されてしまったあなたへ。
面倒見がよくて、つい頼まれごとを断れないタイプ。パソコン操作が少し得意なだけで、“ITに詳しい人”と勝手に認定されてしまった方も多いのではないでしょうか?実際、こうした“なんとなくITに強そう”な人がネットワークの責任者にされるのは中小企業ではよくある話です。

社内LANってどうすればいいの?ITが得意だと思われて任された人のための超入門ガイド
そもそもLANって何?Wi-Fiとは違うの?
- LANとは「Local Area Network」の略で、社内や事務所内でパソコン・複合機・サーバーなどをつなぐネットワークのこと。
- Wi-FiはLANの一種だけど「無線LAN」に分類されます。オフィスで安定した通信を求めるなら、Wi-Fiだけでなく「有線LAN」の併用が基本です。
社内ネットワークの構成ってどうなってる?
基本的な構成要素:
- ルーター:インターネットと社内LANをつなぐ機器
- スイッチ(ハブ):複数の端末を接続する中継装置
- LANケーブル:配線そのもの。種類(Cat5e、Cat6、Cat6aなど)で性能が異なる
イメージとしては「幹線道路(ルーター)から枝道(スイッチ)を通って各パソコンに通信が届く」
という仕組みです。
非IT担当がハマりがちな“落とし穴”
- ハブを多段接続してネットが遅くなる:つなげばつなぐほど速度が落ち、通信が不安定に。
- 配線がぐちゃぐちゃでどれがどれだかわからない:障害時に原因が特定できず、復旧が遅れる。
- Wi-Fiだけで全社対応しようとする:台数が増えると電波干渉・速度低下が起こりやすい。
“そこそこ詳しい人”ができる対策とは?
- LANケーブルを確認してみる:古いCat5eなどはCat6以上に交換で改善することも。
- ネット速度の計測:Speedtestなどの無料サービスで通信速度をチェック。
- 現状のネットワーク構成図を作る:紙でもOK。全体を俯瞰できるだけで対応力が大きく変わります
プロに任せるべき“サイン”
- 配線がOAフロアの中にあり手が出せない
- ハブやルーターのスペックが不明/古い
- トラブルが繰り返し発生していて社員からクレームが出ている
- ネットワークの拡張(増設・移設)が必要になっている
こういった場合は、無理せずLAN工事の専門業者に相談するのがベスト。
費用対効果も高く、トラブルを未然に防げます。
任されたあなたは悪くない。だからこそ正しく対処を
あなたにすべての責任があるわけではありません
“ITが得意そう”という理由で任されたとはいえ、あなたにすべての責任があるわけではありません。大切なのは、「できる範囲を見極め、必要なときはプロに頼る」ことです。
お金をかけたくない経営者に対しては、「トラブルによる業務停止のほうがコストが高くつく」ことを冷静に説明するのが有効です。たとえば、LANが不調で会計ソフトが起動しなかったり、見積書が送信できなかったりすれば、1時間で数万円の損失になることもあります。復旧に1日かかれば、その日の営業機会損失は数十万円にもなりかねません。
実際の損失シミュレーション例
10人の営業チームが1時間業務停止
- 1人あたりの時給換算:3,000円
- 合計損失:3,000円 × 10人 × 1時間 = 30,000円
顧客対応が遅れて失注:
- 案件単価:50万円
- 1件でも対応が遅れてキャンセルされれば、50万円の売上損失に
上司への説明テンプレート例
「今のネットワーク環境だと、いつどこで止まるかわかりません。 たとえば、見積送付が1日遅れるだけで失注のリスクがあります。 今回の改善は、月額の通信費が上がるわけではなく、将来的なトラブル対応コストを減らす“先行投資”と考えたほうが合理的です。」
目に見えるスピード改善や復旧対応の早さは、十分な説得材料になります。
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